「あいさつの魔法。」(あいさつのまほう。)は、ACジャパンによる公共広告作品、およびその作品で使われている楽曲である。
あいさつ坊や(ジョン・太郎・ハロー)
赤い蝶ネクタイと黄色いテンガロンハットを身につけた男の子。常に笑顔である。あいさつ小学校に通っており、元気な挨拶で学校内の人気者である。新聞・雑誌広告でのみ名前が出る。2012年1月3日放送の『CMなでしこ!2012 噂のCMガール&現役女子学生クリエイター新春大広告祭』(TBS)において、本キャンペーンのイラストを担当したyukkyはこのキャラクターに「ジョン・太郎・ハロー」と名づけていたことを明らかにした。
あいさつガール
黄色のワンピースと赤いリボンをつけたポニーテールの女の子。あいさつ坊や同様、常に笑顔である。おしゃまな性格で、明るいあいさつで人々を笑顔にする。新聞・雑誌広告でのみ名前が出る。
こんにちワン
イヌ。あいさつ坊やの一番の親友。運動神経がよい。玉乗りが得意で、テレビCMではバスケットボールに乗って登場する。色は茶色。唯一動物名ではなく鳴き声を取り入れたキャラクター名である。
ありがとウサギ
ウサギ。バレリーナの格好をして回りながら登場する。心優しい性格であり、温かな挨拶でもてている。色は白色で小さい王冠(ティアラ)をかぶっている。
こんばんワニ
ワニ。星が先端に付いた指し棒を持っている。天体観測の仕事をしており流星群が近づくと皆に伝える。色は緑色。
さよなライオン
ライオン。たてがみが人間の手を模していて、手を振る。人を笑わせるのが好きで、お別れのときも楽しくできる。色は黄色。
おはよウナギ
ウナギ。シルクハットをかぶっており、職業はマジシャン。テレビCMではステッキから花を出す手品を披露する。早起きで朝の散歩を趣味としている。色は黒色。
いただきマウス
ネズミ。耳が茶碗で右耳にご飯が盛られている。エプロンと赤ぶちの眼鏡をかけている。ごちそうさマウスの母親。グルメであり、しつけに厳しい性格。色は薄紫色。
いってきまスカンク
スカンク。髪型はモヒカン刈り、色は黒色。職業は冒険家。yukkyはいってきまスカンクを特に気に入っているキャラクターとして挙げており、「ピンクのモヒカンでOKをいただけたのがすごくうれしかった。」と語っている。
ただいマンボウ
マンボウ。実際のマンボウの形を模した頭部から胴体と手脚が生え、口から泡を出している。足は足ひれの形状。魚屋の息子であり、店の手伝いをしている。客に褒められるのを好む。色は青色。
ごちそうさマウス
ネズミ。耳が茶碗であり、ご飯は盛られていない。いただきマウスの息子であり、食いしん坊だが食前後の挨拶はしっかりできる。色は薄紫色。
おやすみなサイ
サイ。パジャマを着用し、枕を持っていて眠そうにしている。職業は占い師。色はピンク色。
この公共広告作品は東急エージェンシー北海道支社および株式会社モーニングが制作しており、ACジャパンの2010年度全国キャンペーンのひとつとして2010年7月から2011年6月まで展開された。テーマは「挨拶の励行」であり、小学校低学年までの子供を対象に、挨拶をすることの楽しさを伝えている作品である。
キャンペーン期間内に発生した東日本大震災の影響で、この作品は他のACジャパンの作品とともに頻繁に流され、各種ニュースサイトで取り上げられるなど反響を呼んだ。