Dumb Ways to Die

「Dumb Ways to Die」(ダム・ウェイズ・トゥ・ダイ、おバカな死に方)とは、メトロ・トレインズ・メルボルンが制作したインターネット・ミーム方式の広告、及び広告中の歌のタイトルである。

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2012年11月、メトロ・トレインズ・メルボルンが開設した鉄道安全キャンペーンサイトを通じてYouTubeで公開された。2021年9月時点での視聴回数は2.2億回。

アニメーションを通じて鉄道事故の防止を訴えるもので、このキャンペーンにより、メトロ・トレインズ・メルボルンでの死亡事故は前年比で21%減少した。

2013年のカンヌ国際広告祭で5部門グランプリ、金賞18個、銀賞3個、銅賞2個の計28部門という最多の受賞を達成した。

他のバージョンもあり、広告ソングのカラオケバージョン、広告になかった鉄道での危険行為⁽駆け込み乗車⁾の他、ハロウィン、エイプリルフール、クリスマス、アイスバケツチャレンジなどと絡めた短編も存在する。また、ファンによるカバー(実写バージョン等)やパロディ(替え歌)などの二次創作も盛んとなっている。

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歌:Tangerine Kitty(Tinpan Orangeと The Cat Empireのコラボレーション)

女性ボーカルのアコースティックな曲調の歌に合わせ、キャラクターたちが様々な危険行為(期限が切れた薬を飲んでみたり、自分で電気工事を試みたり、ドラム式洗濯機の中に隠れてみたり 等)により致命傷を負っていく。終盤(2分21秒から)には、鉄道(電車や駅)での人身事故に至る3つの危険行為(「駅のホームの端に立つ(Stand on the edge of a train station platform)」、「(下がっている)遮断機を無視する(Drive around the boom gates at a level crossing)」、「線路を突っ切る(Run across the tracks between the platforms)」)を極め付き(The dumbest ways to die)として挙げ、列車への注意(と人への安全)を呼び掛ける。

キャッチコピーは「Be Safe Around Trains(電車の周りでは安全に。)」。